2)糖尿病の症状と検査について
 糖尿病の自覚症状には、のどの渇き、水分摂取が多くなる、排尿の量が多くなる、体重減少、疲れやすさ、などがあります。気になる症状がある場合には、問診、診察、血液検査などを行ない、糖尿病かどうかの診断を進めます。問診では、生活パターン、ふだんの食事のとり方や運動習慣の有無、症状の有無、家族に糖尿病の方がいるかどうか、などをおたずねします。血液検査では、血糖値の他に、過去1・2ヶ月の血糖状態の指標であるヘモグロビンA1c(HbA1c)、必要に応じてインスリンなどの検査を行ないます。